つくし文具店

店主雑記

第7回 神保町の平安工房との取り組み

神保町の平安工房は、
つくし文具店のリニューアルと同じ時期にできた店です。
店主の外村祥一さんは、親の家業だった平安工房という名前を引き継ぎ、
それまでの業態とは違う家具を扱う店を開きました。

文具と家具という違いはあるものの同じ2代目ということ、
個人で店をやっていることなどの共通点から
なんとなく仲良くなりいろいろな話をするようになりました。

そうこうするうちに、平安工房でつくし文具のオリジナル商品を扱うことになり、
平安工房内につくし文具店神保町出張所を開くことになります。

どうせなら、平安工房とつくし文具店の共同でイベントをやろうという話になり、
はじまったのが「神保町スキマイチ」です。
2009年から毎年秋に、平安工房で10日間ほど開催しています。

1回目は、ぼくが手がけるプロジェクトの商品の販売。
2回目は、つくし文具店で家具を売り、平安工房で文具を売るという企画。
3回目は、全国のつながりのある店に出店してもらいました。
4回目は、毎日、様々なつくり手がワークショップを開催。
5回目は、コーヒーとカップとイスを紹介、販売する展示。
6回目となる今年は、受注会のようなものを開催する予定です。

その他、毎月平安工房で開催しているのが「家具放談」
外村祥一さんとデザイナーの清水徹さん、そしてぼくの3人を中心に、
10人ぐらいが集まって、家具周辺の話をだらだらと続けています。

木工の職業訓練校の学生や、若手のデザイナー、メーカーの人、
家具に興味のある一般の人まで、幅広い立場の人たちで、
それぞれに考えていることざっくばらんに意見交換できる場になっています。

この試みも9月には、なんと30回。
おわったあとの飲み会も含めて、
気楽で楽しい会になっていて、常連も増えてきました。

平安工房とつくし文具店
神保町と国分寺
家具と文具
外村祥一と萩原 修
なんとも不思議な関係が続いています。

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